リフォームコンパス

全面リフォーム 工事中の台風の為の用心

全面リフォームは、雨戸の取替や屋根の葺き替えなどの風雨対策をする好機ですし、
耐震補強等、壁の補強をを行うと、壁量が増えますから、耐風圧性も向上します
(耐震と耐風圧では算出根拠が若干異なり、同一の性能が得られる訳では無いので注意が必要ですが)。

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しかし、今回お伝えしたいのは、
工事中に台風が接近したら!という事です。

全面リフォームの場合、工期と資材が多く必要です。
また、戸建ての場合は必ずと言っていいほど、仮設足場を設置します。
足場には埃や塗料などの飛散防止の為、メッシュシートが張られます。
このメッシュシート、その名の通りメッシュ状になっており、いくらか通気性がありますが、
雨にぬれると、まるで船の帆のように、まともに風を受けるようになります。
ですから、雨を伴う暴風などにさらされた場合、凄まじい勢いで足場が揺らいでしまうのです!

実際に足場がずれて、建物に押し寄せ、
窓ガラスを割ってしまったり、軒樋を曲げてしまう事もありますし、
狭小地などで、四面しっかりと組めていない場合、
足場そのものが前面道路へ倒壊したりと、非常に危険です。

他にも、産廃を積上げ、上にシートをかけていても、シートがめくれてゴミが散乱したり、
仮設トイレが倒れて汚水をぶちまけたりと大変なことが起きたりする危険もあります

台風が到来する可能性があれば、
予め足場のシートをたたんでおいたり、産廃を改修運搬しておいたり、
仮設トイレ共に重しをしっかり乗せて固定しておいたり、
と、準備を万端にしておかなくてはいけません。
結果として台風の勢いが衰え、到来しなかった、
なんて事も良くあり、準備の甲斐が無くなったりすることもあります。
再びシートを張り直したりと、結構大変です。

しかしやっぱり、現場では事故が無いのが一番。
有事に備えておくことこそが大事です

良い業者さんこそ、何も起こさない当たり前の環境を、一生懸命整えているのです。

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