2014.6.23

全面リフォーム　間取り変更でよくある失敗

全面リフォームで間取り変更を行うときに、よくある失敗があります。
それは、窓の位置変更です。

全面的にリフォームをすると、間取りを変更することが多いので、
当然、窓の位置を変更する事が多くなります。
すると、移動した窓の位置が、隣の家の窓の位置に重なることがあるのです。

通常は、業者さんは自分たちの家の図面しか書いて来ませんので、
位置が変わった窓が隣の窓に重なっていることには気づきにくいのです。
そして気づかない状況で進んでしまい、工事中にお隣さんから、
「今まで無かったのに、こんなところに窓が来たら困る」と言われてしまうことがあるのです。

もちろん、隣り合う窓の距離や、境界からの外壁の距離など、いろいろ法律的には決まりがありますが、
近隣さんとの関係は理屈では済まないことが多く、トラブルになってしまうことがよくあります。

それに、言うとおりに配置を変えるにしても、
取り付けてしまった窓を変更するとすれば、業者さんから費用を請求されることがあります。

お隣さんが離れた位置にある場合は、あまり関係しないかもしれませんが、
密集地での場合、間取り変更するときは、必ず、お隣の窓の配置を気にしておく方がよいでしょう。
どうしても、その位置にしたいときには、事前にお隣さんと話合うことが、
おすすめです。

もちろん、業者さんから事前に、そういう配慮があってもいいとは思いますが、
なかなかそこまで提案してくれることは多くは無いのが現実です。
自分の家が使い勝手がよくなっても、近所とトラブルになって暮らしにくくなれば最悪です。
しっかりと確認しておきましょう。