残しておきたい家具の話
残しておきたい家具の話
家を全面的にリフォームすると、家中の雰囲気がガラッと変わって、
新築の家のようになることが多々あります。
今まで使っていた家具や家電、その他家の中にあった生活関連のものたちも
同時に刷新してしまえば、本当に何もかも新しい生活に生まれ変わることでしょう。
ただ、全面リフォームを決断する方の多くが
「住み慣れた我が家を再生したい」という思いをもっておられます。
ですから、家は新しくなっても、使い慣れた家財道具やお気に入りの家具など
「そのまま使いたい」と考えられるものがあっても不思議ではありません。
しかし、リフォーム会社の担当者が「残すもの」について、しっかり聞き取りをしてくれていない場合、
トラブルが起こってしまうことがあります。
担当者が、「どうせ家具も新しくするんでしょ」という思い込みをもっていたりすると、
前もって聞いてくれたりしないことがあるのです。
後になって「この家具をまだ使いたいんだけど」と伝えても
リフォームした後の周りの雰囲気にまったく合わなかったり、
寸法的に置く場所がなかったりと、
意にそぐわず家具を買い替えなければならないかもしれません。
もちろん、家具は買い替えて新しいものにすれば済むだけの話なのかもしれませんが、
大切な嫁入り箪笥だったり、思い出の詰まったチェストだったり、
そこに刻まれた思い出は買い直すことはできません。
全面リフォームの検討をするときには、担当者から聞かれなくても、
こちらから「残したい家具や照明」というのは事前に伝えておく方が賢明です。
むしろ、その家具のテイストに合った提案をしてくれたり、
思い出をより良く残す工夫などプラスアルファの良い提案してくれるかもしれません。
新しく生まれ変わった家にも、今までの思い出を上手に受け継いであげたいものです。
Kousuke Kitamura
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