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近隣対策について聞いておく

近隣対策について聞いておく

全面リフォームなどの大規模なリフォームの際には、どうしてもご近所に対して迷惑が掛かってしまう可能性があります。
リフォームを計画している段階では、どうしても自分の家のことに集中して進めていくことになりますが、会社の対応次第では、ご近所とトラブルになる可能性もありますので、注意が必要です。

特に多いのは、工事車両の駐車とほこりの飛散や騒音、材料やゴミの置き場所についての問題です。
そしてこれらについての対応は、会社によって大きく変わってきます。

例えば敷地内に駐車スペースが無い場合、そのまま路上に駐車をする場合や、きちんと駐車場を借りて対応するケースなどが考えられます。
道路によっては駐車に問題の無いこともありますが、ご近所の方が通るときにはやはり多かれ少なかれ邪魔になることは間違いないでしょう。
ただ、前面の道路に停めることが悪いという話ではなく、その場合には事前にきちんと挨拶をしておき、ご近所の方が通られる時には速やかに車を移動させるなど、しっかりとした対応をしてくれるかどうかが大切になってくる訳です。

また、搬出入に関しても注意が必要です
特に影響が出るのは、足場材の搬出入時や木材などの大型の資材が現場に納入される際、そして産業廃棄物を搬出する場合などです。
これらは、特に道路や現場が狭い場合などには注意しなければなりません。
工事に必要な資材が適切に現場に入っていなければ、工事そのものに遅れが出てしまうのですが、場所もないのに一辺に搬入されても、作業場所や効率を考えると、無駄が多く出てしまうことにもなります。つまり、適切な工程管理と搬出入の計画が重要になってくるということです。

資材の保管場所をしっかりと確保し、適切な保護・養生をしてくれる様なリフォーム会社は、こういった施工面での段取りはもちろん、品質的にも上手に管理されていることが多いと思います。しかし、中には工事の都合を優先し、ご近所のことを気に掛けない業者も少なからず存在します
工事中は仮住まいなどで離れていることもあるかもしれませんが、工事が終わって戻ってきた際に、ご近所から苦情を聞いたりすると、とても気まずい思いをすることになるでしょう。

大規模リフォームの場合、どうしてもその工事期間は長くなりますので、近隣の方に対して迷惑を掛ける可能性はそれに比例して大きくなります。ですから、工事に入るまでの打合せの際に、事前にリフォーム会社の近隣対応についてもしっかりと聞いておくことが大切です
冒頭にも書きましたが、どうしても質疑として抜けがちな項目で、いざ工事が始まってからの近隣クレームで、対応のまずさに気づかされることもありますので、十分に気を付けておきたいものです。

Kousuke Kitamura


≪大規模リフォームその他の虎の巻はこちら≫
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