リフォームコンパス

電気容量が増えることに注意

大きなリフォームをするときには、電気容量に注意が必要です。
水まわりの設備を取り替える場合など、電気を使う設備はどんどん多くなっています
例えば、キッチンに食器洗乾燥機を取り付ける、お風呂に暖房を取り付ける、
便器に洗浄便座を取り付ける・・・など
20年、30年前には存在しなかった電気機器がとても多くなっているのです。
大きな電気を必要とする機器の場合には特に、専用回路といって
分電盤から直接配線を必要とします。
古い分電盤には回路数が少ないことが多く、新たに直接配線をするための枠が不足していることが多いのです。

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また、これは新たな電気設備に限った話ではありません。
ひとつの回路でまかなっている部屋が多かったりすると、
部屋中の電気が一斉に落ちたりすることになります。
おそらくこんな記憶は誰もが持っているのではないでしょうか。
ひと昔前の電気配線はいまの理想形と比べると、かなり少ないと思っておいた方が良いのです。

リフォームの規模によるのですが、こういった家の電気容量については
やはり予測して提案してもらいたいところです。
分電盤そのものの価格は、びっくりするようなものではありません。
ところが、家中の電気が集約されている分電盤を取り替えようとすると
それなりに電気配線を触っていかなければならず、
取り替えには10万円近い費用が必要になります。
また、家に引き込まれている電気容量そのものを上げるためには
電力会社への申請など、こちらも手続き等に費用がかかることが多く
同じぐらいの費用がかかったりします。

リフォームの計画を考え始めたときには、間取りや使い勝手に考えが集中しがちです。
ただし、電気容量の件についてはあらかじめ増設の必要性が予測できる場合には、
後で判明するよりもあらかじめ教えてもらって、予算の中で検討できる方が親切に違いありません。
最初は見積りはできるだけ安く、他社よりも優位に立ちたいという思いはどの業者にもあります。
ところが、後でどんどん追加が増えてしまっては、予算が狂って困ってしまいます。
必ず必要なものについては、できるだけ最初から提案してもらう、
また、必要なものについては積極的にプロの目線で提案してくれる業者を選ぶことが重要かもしれません。

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