リフォームコンパス

大規模リフォームの失敗 給湯器の位置が遠い

大規模なリフォームをするときには、間取りの変更などで水まわりの位置が大幅に変わることがあります。
これらの提案は、使い勝手をよくしたり、機能的になったりする部分なので、
驚くほど暮らしに変化が生まれる可能性を秘めており、
ここがリフォームの醍醐味といった部分でもあります。
何気なく暮らしていても気づきにくい「不便」な部分を、提案してもらって改善されると
かなり満足度が高くなるのは容易に想像ができるでしょう。

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ところが、水まわりを大きく動かすときに、注意しておかなければならない部分があります。
もちろん、排水の配管ルートなども含め、専門的に調べて提案してもらわなければいけない部分ですが、
実は給湯器の位置を見落としがちなのです。
例えばお風呂の位置を大きく動かすことで、間取りが整理でき広い部屋ができたとします。
ところが、既存の給湯器の位置からは大幅に離れてしまうことがあります。
配管をきちんとしておけば、お湯が出ない訳ではありません。
問題は、距離が長くなることで、寒い冬にお湯がなかなか出てこないという現象が起こるのです。

これは、配管内部にたまっていた水が最初出てくるためで、
給湯器からの位置が遠くなればなるほどお湯になるまでの時間は長くなります。
捨て水と呼ばれるこの配管内の水は、ほとんど利用されることもなく、
下手をするとお風呂で裸になって震えている時間に費やされるものになり兼ねません。
キッチンとお風呂や洗面が遠く離れる場合には、キッチン用の小型の給湯器を別で用意する方が賢明です。
そういったことは、なかなか専門家でなければ気づきませんが、
致命的な問題でもないため、場合によっては要望されなかったからといって
標準仕様で給湯器1台のみの提案になり兼ねない訳です。

こうしたユーザーの使い勝手を本当に考えた提案は、
工事が終わってからの満足感につながってきます。
給湯器の位置を例としてあげてみましたが、契約前の打合せ段階から、
担当者が自分たちの暮らしのことを考えてくれているか、というのは
このような細かいところの説明などから感じられると思います。
会社選びには、しっかり担当者を見きわめることが大切ですので、ぜひ参考にしてみてください。

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