規模の大きなリフォームの場合には、要望が複雑になったり、数が多くなったりします。
ところがそれを整理してまとめるというのは、非常に大変なことでもあります。
よく要望を書き出しましょうというアドバイスを見かけるように思いますが、
細かいところまで考え出すと、到底まとめられるものではありません。

ところが、リフォーム会社といざ話をしようとすると、
「何がしたいのか」を説明しなければなりません。
そして、自分なりに考えて例えばこう要望するのです。
「お風呂の位置をこっち側に移してもらいたい」と。

しかし、あなたのこの要望は、何がしかの問題解決のためにあなたが考えた解決方法に過ぎません。
ですから、別の問題が出てきたリする訳です。
給湯器からの距離が随分遠くなってしまって、お湯が出てくるまでにものすごく時間がかかる・・・。
風通しが悪くなって、ジメジメした感じになってしまった・・・など。
事前に「こういう可能性がありますよ」と教えてもらっていたら、そんな計画はしなかったかもしれません。

リフォームも規模が大きくなってくると、このように様々な観点から計画を考えなければならなくなってきます。
つまり、家を一から建てる場合と同じように、しっかりと考えなければならないということです。

ところが、普段、部分リフォームばかりをやっている業者では、こういった考えを見逃しがちです。
お風呂を単純に入れ替える。綺麗になったからいいでしょ？という訳です。
これでは本当に満足のできるリフォームになるかどうか、怪しいところです。

また、気を付けなければならないのは、
例えば大規模リフォームを数多く手がけているであろう大手の会社であっても
担当者の力量次第では、先ほどの話と何ら変わらないことが行われるということです。

例えば入社して間がない新人や、建築の知識が薄い単に営業するだけの担当者など
結果的に同じようなこちらが要望したままの提案がなされる可能性もあり得ます。

まずは大規模リフォームを会社としてしっかり実績をもっているところ、
そして、次にその担当者も経験と実績をしっかり積んだ人であるかどうか、
どちらもしっかり確認をして、任せていかなかればならないと思います。

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