全面リフォームの耐震補強工事の仕方
一戸建ての木造住宅の全面リフォームにおいて、
耐震補強工事の施工と管理は大変難しいことです。
それは、全面リフォームを考えるくらいの築年数の経過した住宅は
そもそも教科書通りに作られていないことがよくあるからです。
TVのリフォーム番組でも、解体後に「なんだこれは!」的なことがよくありますが、
実際にそれなりの確率で起こるのが現実です。
そして、それはかなり古い建物だけでなく、20年、30年くらいの建物も該当します。
耐震補強工事というのは、
壁をめくって内部に補強を施す方法が一般的ですが
筋交い、耐震金物、構造用合板などの部材を使います。
その中で、耐震金物は非常に沢山あり、そのうえ金物の種類に応じて、
使うビス(ネジのこと)の種類や長さなども変わってきます。
当然大事な事は、それらを耐震設計をした内容の通りに、
間違わないで施工しなければ設計通りの耐震性能が確保出来なくなることです。
そして、実際にそれを行うのは当然ながら大工さんです。
なので、大工さんもその施工方法を把握している必要があるわけです。
もちろん、それを管理する人が常についていて指導すればいいのですが、
1棟あたり何千本も使うビスや種類のチェックを常に見張っていることは
至難の業と言えるでしょう。
また、検査をするから間違っていたらやり直したらいいのですが、
間違えたビスで穴だらけになるなどリスクが有るうえに時間も浪費します。
やはり、大工さんのも完全に把握してもらった上で管理をし、
検査をする必要があります。
さらに、非常に重要なことですが、最初に書いた通り既存の住宅が
設計時に考えられていた内容の通り作られていない時には
現実に設計の通りに強さを発揮できるように施工を考えなければなりません。
そして、こういうことは結構頻繁に起こり得ます。
つまり、この不測の事態については実績からの経験によるものでしかないと思います。
耐震補強工事の施工と管理について、しっかりと施工体制や品質管理を設定している
沢山の実績のある業者を選びたいものです。
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