住宅の全面リフォーム 工程表を確認
住宅の全面リフォームには必ず工程表というものが存在します。
本当に部分的な工事であれば、
工程表を書くまでもないのでそれが無い場合もありますが、
ある程度長い期間をかけて、複数の職種・職人が入る工事の場合には、
管理をする上でも工程表は必要になってきます。
ただ、住宅のリフォームに限って言えば、
必ずしも用意されていないことがあるようです。
これは会社の管理体制にも原因があります。
下請けに全てを任せて、契約会社はお金のやりとりをするだけ、
という場合には工程表をつくるという面倒な作業はえてして省略されてしまうのです。
結果、現場は混乱し、工程は遅れ、住みながらの工事なのに
全然配慮がなされない、なんていう悲劇的なことになりかねません。
ですから、まずは工程表の存在を打合せの段階から確認しておきましょう。
そして都度変化する現場の状況に対しては、
説明や連絡をもらえる体制なのかどうか、も確認しておくことが重要です。
というのも、新築工事であれば、ある程度想定した通りに工事は進んでいきますが、
リフォームの場合は、解体した後に思わぬ事態が発生したり、
計画していた補強計画を変更しなければならなかったりで
工程が変更することが、往々にしてあります。
それを前提にどのような順序で工事が進められるのか、
水廻りが使えなかったり、部屋が機能しなくなるのはいつからいつまでなのか、
など説明をしてもらうことが大切です。
会社によっては、現場に週間工程表を設置して、
常に住人が工事の進み具合を確認できるようにしているところもあります。
契約前にはなかなか分かりにくい部分ですので、
事前にしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
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