住宅の全面リフォーム 現地調査の見る業者の体質
全面リフォームを計画してから完成するまでの
スケジュールを知ることは大変重要になります。
前回からの続きとして、正しく要望を伝えた後のステップについて
6、現地調査をしてもらいましょう。
自分たちの事を、しっかり伝えたら次は現地調査をしてもらう必要があります。
今度は家のことを知ってもらう訳です。
実はこの現地調査の仕方で業者の体質の一面が分かります。
住宅の全面リフォームを行うには、まず現状がどの様になっているのかを
しっかり把握することが重要です。
その建物の築年数や立地状況によって、既存の状態がさまざまだからです。
ご家族の暮らし方や使い方によっても既存の建物の状況もいろいろ変わります。
例えば、昼間に換気されない状況にある家などは湿気がたまり安く、カビも多くなり
同じ築年数でも老朽化の程度はかなり違ってきます。
また、大家族など多くの人が暮らしている家は床や建具の不具合が進みやすくなります。
リフォームの経験があるなしでも、既存の状況が変わってきます。
さらに、雨や風がよくあたる家は劣化の進行が速いものです。
つまり、既存の状態はそれぞれのご家族や家の状況によって変わりますので
まずはその状況から、既存の状態以外にも、その環境を理解することが出来るのです。
全面リフォームは何度も出来るものではありませんので、
そういうことを踏まえて計画をしなければなりません。
そういう事をどれだけ理解しようとしてくれるのかによって
全面リフォームをそのご家族の為に成功させようとしているのかが
現れる気がします。
もちろん、それだけでの判断するわけにはいきませんし、
すべての業者さんに当てはまるものでもありませんが
少なくても一つの評価になるべく事柄だと思います。
各業者の現地調査の仕方をじっくりと観ておくのも必要かもしれません。
次回は調査の後の報告の仕方について書きたいと思います。
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