リフォームコンパス

大規模リフォームを考える本当の理由

部分的なリフォームと違って、大規模リフォームの場合には、何かリフォームする理由があることが多いようです。
もちろん、老朽化・古くなってきたからというものや、
実際に問題が起こっている状況、例えば雨漏りなど・・・の場合もありますが、
もう一歩踏み込んで、「いま、なぜリフォームを考えたのか?」という質問を自分に投げかけてみると
本当の理由が見えてきたりします。

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例えば、孫が生まれた(る)から、リビングをもっと広く快適にしたい、や
子供が来年受験だから、勉強に集中できる部屋を用意してあげたい、など
いわゆる「きっかけ」がそこには存在していたりするのです。
そしてそのきっかけを起点として、
問題を解決するための方法として、自分がリフォームを考えるに至ったことに気づくかもしれません。

実は、なぜ自分がリフォーム、しかも大規模リフォームを考えるようになったのか、という観点は
結果的に満足のできるリフォームにするための近道になるのです。

例えば、そういったリフォームを考える本当の理由についてあまり考えない場合、
やりたいこと、要望ばかりに意識が集中することになります。
先ほどの例の1つで言うならば、「リビングを広げたい」というところです。

そして、それをリフォーム会社の担当者に伝えることで、
おそらくリビングを広げる提案はしてくれるでしょう。
要望した通りのものが提案される・・・ある程度の満足感はあるかもしれません。

ところが、もうすぐ孫が生まれるから、リビングを広げたい・・・と理由まではっきりと分かっている状態で
リフォーム会社に伝えると、ひょっとすると、
「お孫さんが生まれるのであれば、遊びに来たときのためのおもちゃをしまっておく場所を用意しましょう。
そうすることで、より遊びに来てくれるようになるかもしれませんよ!」
と広げるだけではない、プラスαの提案をもらえるかもしれません。

実はこのように、リフォーム会社の担当者が、自分たちの暮らしや気持ちに共感をしてくれ、
それに対してプロならではのより良い提案をしてくれた場合、満足度は大きく高まります。
本当にやって良かった~!と思えたりします。

もちろん、優秀な担当者になればなるほど、こういった要素を自然に取り入れて提案しています。
ただし、担当者も一人の人。
当初聞いていないことを、話をする中から本当の理由を上手に聞き出して、
完璧な提案のできる人は実はそう多くいません。
要望を聞いて形にするだけの人が圧倒的に多いのです。

ですから、最初に相談・打合せをするときから、
自分たち家族の今までとこれからの生活や考え方について、どんどん話してあげましょう。
そうすることで、リフォーム成功へ一歩近づくことになると思います。

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