6-3着工までの準備「ローンと名義について」
ローンと名義の注意点
大規模リフォームにおいて、
着工までの注意点としてぜひ挙げておきたいのが、「ローンのこと」「名義のこと」
です。
この二つはよく出てくるワードですが、
リフォーム会社の請負契約には出てこないものになりますので、
確認しておきたいところです。
・ローンについて
大規模リフォームは大金がかかる為、ローンを利用されることがよくあります。
もちろん、契約前にローンの審査を行い、無事に合格してからリフォーム工事の契約を行うことが一般的です。
しかし、このローンの結果が出るには少し時間がかかることがあります。
その場合、ローン特約条件付きで契約をして、次の段階を進めていくと言うケースがあるのです。
つまり、ローンが通過した場合を想定して準備を進めていき、万一、不合格になった場合には、契約を白紙にすることが出来るという特約です。
その場合、必ず注意しておかなければいけないのは、
着工までに、または、着工前に材料等発注されるまでにローンの承認通知を得ておくことです。
これは実は、
契約前にローンの結果が合格したけれど、承認通知はもらっていないと言うケースもありますので、その場合も同様です。
金融機関によっては、こちらから申し出ないと、この通知書なるものを頂けないこともあるようですので、
自ら金融機関に確認を行い、何か合格した証をもらっておくことが大切です。
大金がかかる契約ですので、担当者の口頭だけで信用しているとやはり不安です。
嘘ついているとは言わないですが、認識が違う場合があると怖いですので。
着工前に、また、材料発注など費用が確定する前に、
ローンの承認通知は必ずもらっておくようにしましょう。
・名義のことについて
大規模リフォームを行う場合、
建物名義がリフォーム工事契約者名義と違う場合があります。
例えば、
お父さんの名義の家のリフォームを息子さんが行う
無くなったおじいちゃんの名義のまま、
などです。
その場合は、税金がどのようになるのかをぜひ確認しておきたいところです。
もちろん、本来は、契約前にしておく方が良いのですが、
もし、それまでに未確認の場合は、ぜひ着工までに確認しておくと良いと思います。
というのは、
建物名義とリフォーム契約者名義が違うと税金の対象になって、
時にはたくさんの費用がかかってしまうかもしれないからです。
もちろん、かかる税金は払わなければいけないものですが、
想定していない予算が増えると大変です。
それに、もしかしたら名義変更のタイミングや契約者名義を変えることなどで、
状況によって税金がかからなくなったり、減税されることもありえますので、
一度、専門会に確認する方が良いでしょう。
以上、大規模リフォームはリフォーム工事以外にもまつわる注意点がありますので、
じっくりと我が家の状況から事前に確認しておくべきことを判断したいところです。
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