古民家再生のような大規模な住宅リフォームを考える時に、
リフォーム会社の担当者の目の前でメモをとる、という手段があります。
きちんとした会社であれば、先方が打ち合わせ内容の記録をとって渡してくれることもあるかもしれません。
が、今回のお話はそれとは別で、あなたがメモをとるということなのです。
自分自身でメモをとることの本当の意味は、
「ちゃんとあなたに聞いたことを控えていますよ」
という無言のメッセージとして、リフォーム会社の担当者に強烈に伝わります。
常にきちんと話をしているつもりの担当者であったとしても、
「これはより一層迂闊なことは言えないな」と気を引き締められるものです。
古民家リフォームに関しての打合せ内容というのは、広範囲・多岐に及びます。
メモすることは山ほどあるかもしれません。
ですから、できれば毎回の打合せの前に聞きたいことリストを用意しておきます。
そしてそれだけではなく、
打合せ時に疑問に対しての相手の回答をそこに付け足して書いておくのです。
自分の家のことは、どうしてもプライベートな感覚が出てしまいますが、
商談はあくまでもビジネスです。
自分の真剣な姿勢を自然に相手に伝えることで、
お互いに細かくきちんと打合せを進めることができますし、
同じような話を複数の会社と打ち合わせていく場合など、思い出すのに非常に有効になります。
人は会話の内容をすべて記憶できる訳ではありませんから、
いろいろな人と話をするリフォームも打合せにおいて、メモすることは非常に有効な手段だと言えるのです。
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