古民家と呼ばれる古い住宅にはよく、天井裏に未使用のスペースがあることがあります。
古くは農機具の保管に使っていたり、または養蚕に使われていたり、
天井や梁が低くなっているケースこそ多くはなっているものの、プラン次第では有効に利用できます。
小屋裏にある大きな小屋丸太は化粧をして、そのまま残してあげると
とても良い雰囲気が出ますし、
天井を屋根の勾配に合わせて施工すれば、全体的に天井が高くなって
低い部分が気にならなくなったりもします。
背の高い家具や設備機器の配置には制限が出てしまいますが、
子供部屋をつくったり、納戸にしたり、
1階では不足しがちなスペースを補うことができるので、メリットは大きいのです。
古民家のような古いつくりの家は
どうしても広い座敷や仏間など、用途を変えることのできない場所も存在しがちです。
そういう意味でも、使える空間を有効に利用し、使い方を整理してあげることで
驚くほど使い勝手が良くなったりもします。
まずは、家の中に使わずに残っているスペースはないものか、
そんな検討から始めてみても良いと思います。
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